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流派について教えてください。

この前、沖縄料理屋で三線を弾いている人がいて(店の人じゃなくてお客さん)、すごくうまかったのでいろいろお話させてもらいました。で、その人が「○○流です」(名前は忘れた)って言ってたのですが、三線に○○流とかってあるんですか?その人みたいに、そういう流派みたいなのに所属するのが普通なんですか?

流派に所属するのがベストとされていますが、プロでもそうでない人もいるし、絶対でもないです。考え方次第ではないでしょうか。

三線の世界では、かなり多くの流派や民謡協会が存在します。

まずは、三線の音楽と一口に言っても、いろいろとジャンルがあることを説明しなくてはなりません。

  • 琉球古典音楽...琉球王朝の時代に、宮廷で踊りとともに演奏された音楽がルーツ。
  • 沖縄民謡...沖縄本島の民謡。
  • 八重山民謡...石垣島や、その周辺の民謡と古典。
  • 宮古民謡...宮古島の民謡。
  • 奄美民謡...奄美地方の民謡。

...とこのように分類されます。
そして、流派というのは、それぞれのカテゴリに複数存在します。

例えば...

  • 琉球古典→野村流、安冨祖流
  • 沖縄民謡→登川流、前川流、屋良流
  • 八重山民謡→大浜用能流、安室流

などなど。例えば「私は野村流です」と誰かが言えば、「では古典音楽をなさっているのですね」というふうに分かるわけです。
良く耳にする名前をほんの少しだけ挙げましたが、この中で「○○会」などと細かく分類されている場合もあり、その総数は把握しきれません。


では、こうした流派に所属するべきかというと、そこは個人の考え方次第です。

沖縄の民謡は、その唄の歌詞の意味や、沖縄"らしい"唄い方を重視します。
流派に所属する研究所では、それぞれにその唄に対しての見解があり、師匠から弟子へとその考えを受け継ぎます。先達の研究結果に則り、伝統を守ろうとします。しかし、そうした流派の中で凝り固まった指導を否定し、自由に唄うことこそ三線本来の姿だとする考え方もあります。

私個人の考えでは、流派に属するのは良いと思います。沖縄らしい節回しや発音などを細かく指導されますので、確実に唄は良くなります。研究所の指導には、本土の出身者が独学では身につけることのできない「何か」があるのは確かです。
しかし、これが皆さんにとって正解かどうかは分かりません。

ポップスだけがやりたいというのなら流派に所属する必要などありませんし、プロの方でも、自分なりの唄を磨く目的で、流派には所属しない方もいらっしゃいます。

独学やサークルでやってみて、そのうち「沖縄の人の前でも堂々と唄えるくらいになりたい!」と思えるようになれば、流派の門を叩いてみれば良いのではないでしょうか。

もし、どこかの研究所で習ってみたいと思ったときは、最低限どの分類の民謡を習いたいか(沖縄民謡なのか、古典なのか、八重山民謡なのか...など)は決めておかなくてはなりません。

>>三線教室情報...各都道府県の三線教室

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