三線Q&A!

This page:三線Q&A!TOP > 三線の基本 > 三線って、どういう楽器ですか?

三線って、どういう楽器ですか?

そもそも、三線ってどういう楽器なのですか?沖縄の楽器だというのは分かるのですが...

三線は、沖縄を代表する弦楽器です。実は、本土の三味線の先祖と言われています。
sansin.jpg線は、沖縄文化を代表する楽器。そこまではたいていの方がご存知だと思います。

三線の歴史について、少し調べてみました。

三線の原型は中国の楽器だそうです。14世紀頃に沖縄に持ち込まれたものにその後さまざまな改良をほどこし、現在の三線の形になりました。16世紀には大阪に持ち込まれ、これを琵琶法師たちが改良して、本土の三味線になったということです。

このころの三線は、琉球王朝が中国の使節をもてなすための踊りとともに演奏される、いわば宮廷音楽専用の楽器でした。この宮廷音楽とは、現在いわゆる「古典」として伝わっている曲のルーツです。

王朝には三線専門の役職まであったそうで、三線が政治や貿易に重要な役割を担っていたことが伺えます。

そして、宮廷音楽専用だった三線が、徐々に庶民にも伝わるようになり、"毛遊び(もーあしび)"などの際に演奏されるようになりました。地域の風景やできごとを唄にしたり、あるいは古典を元ネタにリミックスしたりして、各地でそれぞれに唄が生まれてゆきます。これがいわゆる「民謡」です。

ただこの頃は蛇皮の三線は大変高価なもので、庶民には手が出ないものでした。布や渋紙を張った三線を自作していたようです。
現在蛇皮の三線は普通に手に入るようになりましたが、これほどまでにポピュラーになったのは1990年代以降のことです。


三線のすごいところは、その奥の深さです。琉球王朝時代から続く古典音楽からポップスまでカバーします。この幅広さはピアノやバイオリンにも匹敵しますね。
そして民謡も、昔から伝わるものから、大正時代以降に作られた"新民謡"というジャンルまでものすごい数がありますし、さらに新しい民謡が現在も日々生まれているというありさまです。

また地域によっても扱う唄が違ったり、同じ曲を違うように唄ったりもします。よっぽどの歌い手でもすべてを知ることは不可能だと思われるほど、曲数も多いし、バリエーションも多い。それが三線の世界なのです。
edit